子育てリーマンの不定期日記

日々の出来事や思ったことを徒然に綴るブログ

非認知能力とは?高め方などについて考えてみる

最近、子育てをしている中で、
非認知能力という言葉を知りました。

既にご存知の方には当たり前かもしれませんが、
非認知能力とは何か、
どうすれば高められるかなどについてまとめてみます。

また、自分なりの解釈についても勝手ながら述べてみます。

非認知能力とは

非認知能力を話す前に、まずは認知能力からです。

認知能力とはいわゆる学力のことです。
字が書ける、数字が分かるなど、IQで測れる能力です。

これに対して、IQで測れない能力非認知能力と言います。

学力とは違うので、具体的にどんな能力って感じますが、
例えば、以下のようなものを言うそうです。

  • 忍耐力
  • 目標への情熱
  • 協調性
  • 思いやり
  • 自尊心

他にもあると思いますが、
言われてみれば、どれも大切だなと思う能力ですね。

非認知能力が何故大切か

ここについては、テレビとかでも特集されていますが、
端的に言えば、

収入や学歴などの将来の成長につながるのは、
IQではなく、非認知能力らしい

ということが分かってきたからだそうです。

詳しくは「ペリー就学前プロジェクト」でググって頂ければ、
その調査内容について調べることができます。

この辺りの重要性については、国も認識しており、
2017年3月に改訂された「学習指導要領」にも組み込まれています

今後は大学入試や就職試験などでも、
非認知能力が見られるように変わっていくようです。

特に重要な非認知能力は?

非認知能力もたくさんありますが、
いろいろな人の意見を聞いてみると、
その中でも特に大切な能力があるようです。

それが、

目標を達成できるまで粘り強く頑張れる力

です。

確かに、周りの大人を見ていても、
この能力が高い人は、出世していたり、
そもそも自分の好きな人生を送っているような印象があります。

また、それを支える能力として、

自分のことが好きという、自己肯定感

があると思います。

まずは自分を受け入れられるようになり、
それにより他者とも協調できるようになり、
そして諦めない忍耐力を身に付ける

というのが大切だと思われます。

非認知能力が身に付く年齢

どうやら乳幼児期までに身に付けるのが大切なようです。
だいたい5歳くらいまでと言われています。

必ずしもその後は伸びないということではないと思いますが、

爆発的に伸びる時期であり、
教育にかかるコストも最小限で済む

ということなのかと思います。

また、その時期に身に付けているかどうかで、
その後の成長に影響するという部分も大きいのかと思います。

非認知能力の高め方

どうやったら非認知能力を高められるのでしょうか。
ポイントは、

子供の主体的な遊びを大切にする

ことのようです。

そもそも子供は好奇心旺盛ですから、
そこを遮らないようにして、
子供の「やりたい」を尊重してあげることですね。

そして、大人としては、
少しのフォローをしてあげるのが良いそうです。

例えば、

  • 絵本の読み聞かせでは
    「どうしてこの子は泣いちゃったんだろうね?」
    といった質問を挟む
  • できるだけ公園などの外の遊びに連れて行ってあげる
  • できないことがあったら
    「こうしたらできるんじゃない?」
    という感じで、本人ができるようにサポートしてあげる
  • できたことについては、その場で褒める

などでしょうか。

ついついできないことがあると
代わりにやってあげたくなってしまいますが、
頑張ればできるんだ、という感覚を身に付けられるように、
サポートに徹するというのが大人の役割のようです。

非認知能力だけでいいのか?

では、非認知能力だけを鍛えればよいのでしょうか。

社会で生きていくためには、
非認知能力だけではダメだと思います。
やはり両者のバランスが大切です。

とはいえ、成長の時期があると思いますので、
その時期にあった育て方が大切なのではないでしょうか。

就学前までは非認知能力の育成に全力でいいように思います。
認知能力を鍛えようとしても無理がありますし、
やはり生きていく力の土台を作る時期だと思います。

その後、小学校に上がる直前くらいから、
徐々に認知能力の育成を始めるのが良さそうです。
字とか数字にも興味が出てくる頃だと思いますので、
子供の興味に合わせていけると、
楽しみながら学べて良いですよね。

小学校高学年とかになってきたら、
やはり認知能力の育成にシフトしていくのだと思います。
頑張ればできるという感覚が身に付いていれば、
勉強も楽しめるようになっているのかなと思いました。

まとめ

非認知能力についてまとめてみました。
一部は私の意見も含まれていますが、
社会全体として、今後は非認知能力重視の流れに進んでいきそうです。

だからといって認知能力(学力)がいらないというわけではありません。
子供の成長段階に合わせて、
必要なことを身に付けてあげられるよう、
大人も勉強していかなくてはいけないなと感じました。